いわの美術では以前川口神泉作木彫り人形のお買取りをいたしました。
弊社では現在、川口神泉 奈良一刀彫「翁」のお買取りを強化いたしております。
倉庫などに眠っておられます人形作品の中に川口神泉作木彫り人形作品などございましたら、木彫作品のお買取りに強いいわの美術まで是非お問い合わせください。
お問い合わせの際はお写真を頂けるとスムーズに査定を進めることができます。
一刀彫とは、鉈一本で彫刻作品を作成したところからその名に由来しております。
その起源は今から870年ほど前、平安時代末期ごろ春日大社の祭礼で祀られていたものが起源だといわれております。この頃の一刀彫人形は人の手が触れないように扱われ、彩色こそされておりましたがかなり簡素なものでありました。
美術作品として周知されるようになったのは、江戸時代に節句人形や鑑賞用人形などに使われるようになり一般人にも普及されてきたところからになります。
そして、一刀彫の名匠と呼ばれる森川杜園によって日本中で爆発的に普及しました。
森川壮園は簡素的なデザインであった一刀彫人形に写実性や動きを加えることで、芸術作品にまで昇華させました。一刀彫人形は伝統を守りつつ、時代の変化に合わせて形を変え今も日本を代表する伝統工芸作品の一つであります。
川口神泉(南都神泉)は奈良一刀彫師であり、その名は現在も受け継がれております。
初代は神泉、二代目神泉の名は高橋勇二が継いでおります。
初代川口神泉は1949年(昭和24年)、彫刻師である吉岡清に弟子入りし、1952年(昭和27年)から4年連続で京都市美術展に入選しました。
1956年(昭和31年)には奈良市に居住し、一刀彫彫刻の技術に磨きをかけ、1962年(昭和37年)からは彫刻師の泉鶴寿斎に師事し能彫刻の技術を学びました。
また、奈良県新作工芸展に出品し奈良市長賞、知事賞、工芸協会賞等を受けるなど、数多くの作品を世に排出し賞を受けております。
初代神泉の技術を受け継いだ二代目川口神泉(高橋勇二)は、20歳の時に初代川口神泉に弟子入りをし一刀彫彫刻の技術を高めていきました。
また、一刀彫彫刻を学びながら、奈良県の伝統工芸聴講生として美術学校でデッサンを学んだりするなど芸術面にも力を入れました。
独立後は彫りを夫、妻が彩色を担当するという夫婦二人三脚で活動し、その絶妙な彩色バランスが世界的に高い評価を受けております。
高橋勇二は能楽や舞楽、十二支動物や高砂などを題材にしており、幅広く制作活動を行っております。
高橋勇二の作品は伝統を受け継ぎながらも愛らしい表情が特徴で、人々に親しみやすいデザインとなっております。
買取可能な木彫作家
平櫛田中、市川銕琅、平野富山
藤戸竹喜、砂澤ビッキ、茂木多喜治
高村光雲、山高龍雲、柴崎重行
荒川亀斎、森川杜園、金子直裕など
いわの美術では現在、川口神泉の奈良一刀彫 「翁」のお買取りを強化致しております。
また、川口神泉の作品以外でも優れた写実力を持つ平櫛田中や、戦後の日本で彫刻界の巨匠とも言われていた砂澤ビッキなどの作品もお買取りしております。
彫刻作品は傷の有無や共箱の有無、大きさ、作家、人気の作風であるかどうかで評価額が大きく変わります。
お問い合わせの際はお写真を頂けると順序良く査定を進めることができます。
お問い合わせはお電話かメール、LINEにてお受けしております。
人形作品のご売却をお考えの方は、いわの美術まで一度お問い合わせください。