玉野勢三は1954年大阪市出身の彫刻家で、京都市立日吉ヶ丘高校の美術工芸彫刻科を卒業後、早くから彫刻家として活動を始め1976年には土の会を結成しました。複数の賞を獲得したのちに愛知県立芸術大学大学院研修科も修め、技量に磨きをかけます。1983年から30年以上に渡り、ほぼ毎年多くの個展を開き、精力的に制作を続ける作家です。
玉野勢三の作品の特徴は、小さな子供の生き生きとした様で、やわらかな頬や体の丸み、愛らしい微笑みは見る者に童心を思い起こさせます。普遍的な魅力があり、長く愛される作品を多数生み出しています。
写真の作品は以前いわの美術がお買取りしました作品です。帽子をかぶった夏の装いの幼子が、目を閉じ笑っているような何かを思っているような、表情に見入ってしまう逸品です。
高さは15cmほどと小ぶりな作品ではあるものの、作者の得意とする子どもの愛らしい肉感がしっかりと表現され、大きさ以上の存在感があります。
玉野勢三は現在も鋭意制作を続ける現役の作家ですが、かつて流通した作品も人気が高く、今後さらに人気が高まることが期待されます。お買取りのポイントとしましては、サイズの大きい作品・保証書や付属の箱のあるもの・作者のサインや作品名入りのものは特に高価買取が期待できます。
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