暁芳窯の茶器をお買取りいたします【2022年買取・新着情報】

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新着情報

暁芳窯の茶器をお買取りいたします

2022.12.8

暁芳窯 茶器

買取の暁芳窯 蔡曉芳の作品


暁芳窯は台湾にある陶磁工房であり、創設者の蔡曉芳は日本で陶磁器を学んでいます。

留学中に日本人が日常生活で精巧な陶磁器を使用していることを発見し、台湾のために美しい陶磁器を作りたいと思ったそうです。

蔡曉芳による茶器の開発で台湾のお茶文化はより洗練されたものになったと言われています。


この茶器の優しい色は昼夜を問わない多大な努力の賜物であり、多種様々な釉薬で世界中の人々を魅了中です。


 蔡曉芳(Tsai Hsiao-fang)

買取の暁芳窯 蔡曉芳の磁器

蔡曉芳は1938年に台湾で生まれ、第二次世界大戦の戦火の最中に幼少期を過ごします。

戦後小学校に入学してからは、音楽や政治家の伝記に興味があったようですが、将来を案じた家族の意向により大学は工学部へ進みました。

そして1961年の卒業後に就職して間もない頃、 台湾は戦後の復興期を迎え、アメリカからの援助を受け、農業から工業への産業転換を後押しされます。

産業向けのトレーニングコースが設けられ、蔡曉芳はに上司からの勧めにより北投窯業工程訓練所の第一期生として受講することになりました。

電気絶縁体の研究を目的にしていた蔡曉芳は、訓練所ではセメント、ガラス、セラミックスなどの耐火性物質を専攻し、講師陣は留学経験のある台湾人、アメリカ人、フィンランド人、日本人など国際色豊かでした。

そして日本人の講師から陶磁器の芸術的才能を見い出され、台湾の陶磁器はまだ遅れているので参入するには良い分野だと言われ、蔡曉芳は工業ではなく芸術の道に進む決意をします。

2年間の陶芸コースを修了した後、瓦窯工場に技術部長として入社、そして日中の技術交流会が主催するプログラムに応募し、僅か2枠しかなかった台湾の参加者に選ばれ、1965年に日本の名古屋工業技術試験所で学ぶことになり、主に釉薬や成形、ファインセラミックスなどを習いました。


帰国後は元の瓦窯工場に復職し、日本で学んだことを活かして釉薬の研究を進め、焼き物の中で出しにくい色の一つとして知られている辰砂釉(しんしゃゆう)の瓦を台湾で初めて開発しました。

辰砂釉は釉薬の調合、厚さ、素地土、焼き方の全ての条件がうまく揃ってはじめて良い色が出ると言われています。

この難しい色のバリエーションに魅せられた蔡曉芳は、自宅で妻の協力を得て様々な研究や実験を重ねました。

朝出勤前に妻に釉薬の調合を書いたメモを渡し、妻が試験片を焼成し、帰宅後に結果を見て調合を調節、ということを繰り返していたそうです。

夫婦の日々の協力の結果、美しい釉薬が生まれました。


その後1974年に独立し、他の追随を許さない釉薬で評判となり、翌年には台湾の北投に小器、陶磁器、道具を専門とする暁芳窯を開き、ギャラリーには様々な色合いの作品が飾られています。

古代の陶磁器の再現で世界的に有名となり、更にはその古代の技術に現代のハイテクとアイデアを融合させ新しい作品を生み出しました。


日本で注目を浴びるようになったのは1981年、中国と日本の近代陶芸展が開催された際、美術評論家・吉田耕三が月刊誌の記事で蔡曉芳を絶賛したそうです。

以後、丸善を主として度々日本で展覧会が開かれています。

1999年~2003年には遠州茶道宗家・小堀素慶の依頼を受け、中国と日本の芸術を組み合わせた様々な茶器を開発しました。


これまで台湾工芸品展示会最優秀など多数受賞、中華民国民族工芸師審査員、和成文教基金會・陶芸金陶奨審査員を努めるなど、現在も活躍中の陶芸家です。


 古代の陶磁器の模造

買取の暁芳窯 蔡曉芳の陶磁器

蔡曉芳は暁芳窯を設立後 次第に古代の陶磁器の再現の依頼を受けるようになり、専門家などを雇い入れ、更に研究に専念しました。

中国歴代の官窯の陶磁器を解析する為に世界一の中国美術工芸コレクションで知られる故宮博物院に通い詰め、その熱心さが博物院の職員の心を動かし、特別に身近で鑑賞する機会にも恵まれます。

そして宋代の汝窯、青花磁器の元・明・清 三代それぞれの青花磁器、清代の粉彩・闘彩の他、釉薬ではマライカイトグリーン、黄色、青磁、天目、様々な赤釉などの再現に成功しました。


逆に故宮博物院からも依頼を受けるようになり、故宮博物院が海外の展覧会向けに用意する複製品は、ほとんどが暁芳窯による作品と言われています。

1983年にはオランダ王室からの委託を受け、アンティークの王室デルフト陶器の研究と複製を行いました。

参考資料やオリジナルがほとんどない状態で再現し、女王を驚かせたそうです。

1994 年はトプカプ宮殿博物館所蔵のトルコ帝国の陶器(15~19 世紀)をカタログだけで模造に成功し、丸善の名古屋ギャラリーにて展覧会(1994~1997年)が開催され、人々を驚愕させました。

更には1999年、東京の丸善美術画廊にて中国歴代王朝模造陶磁展が開催されています。



蔡曉芳は単純に本物を模造するのではなく、古代の陶磁器の美しさを追求し超えようとしているのかもしれません。

専門家によっては、現代の焼成技術と焼成条件が古代のものよりもはるかに優れているため、暁芳窯の複製品は実際のオリジナルの古代陶磁器よりも完成されている、とさえ言わせる程の高い評判です。

そして芸術品に求められるのは美しさに加えて心であり、暁芳窯による複製品が持つ独特の生命感と感情が、ただのレプリカではない存在にしています。

古代陶磁器文化の精神と真髄を極めているからこそなし得る技なのかもしれません。


暁芳窯による古代陶磁器の精巧なレプリカは中古市場で高値で取引されています。

いわの美術では暁芳窯の作品をお買取りしております。


暁芳窯の作品を探しています。

買取の暁芳窯 蔡曉芳の作品

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