こちらは、内田晃『サンジェルマン風景』油彩画 肉筆のお品物です 。
1974年以降の大調和会会員時代、軽快な筆致と美しい色調でパリの街角と空気感を切り取った、内田晃作品の中でも人気の高い西欧風景画作品です。
内田晃は1918年埼玉県生まれの西欧風景画・生物画に定評のある洋画家です。1954年白日会展に初入選した後、58~66年まで白日会会員、1967年に第一美術展に初出品で特選となり会員、1974年からは大調和会を主な発表舞台として活躍、1989年には大調和展で文部大臣賞を受賞しました。1985年に銀座松屋で初の個展を開催、88年以降は2004年に逝去するまで毎年個展を開催しました。
70年余りに渡る長い画歴のなかで30回を超える渡欧をし、この作品のような風景画を多く残しています。画家自身が職人画家であることに拘り、画廊や百貨店での個展で一般個人等に人気を博しました。
風景・生物以外にも人間愛や平和をテーマとした代表作は『壁』『征服者』のような社会風刺的芸術的作品もあり、幅広い作風も魅力の一つです。
2004年に多くの作品がゆかりの地である埼玉県飯能市に寄贈され、2005年7月には市の名栗庁舎ギャラリーにて「画業70年をたどる内田晃」が開催されるなど近年益々評価されています。
内田晃の油彩画は、没後10年以上経過しオークション等でも高値の取引がみられ、生前の人気が継続しており高価買取が期待できます。
お電話でのお問い合わせでは大まかな相場や市場価格のご提示が可能ですが、お写真を頂きますと、より詳しい査定評価を致しております。弊社のご提示する査定額にご納得いただければ、神奈川県外の方は宅配買取、又は、絵画以外にもご売却予定のお品物がたくさんあるという方であれば、出張買取のご対応も致しておりますので遠慮なくご連絡ください。
内田晃の作品のご売却をお考えの方は、絵画の買取実績の多い、いわの美術にお任せください。