こちらのお品物は、大井好雲斎による『つた蒔絵 蔦金輪寺茶器』です。
大井好雲斎(1930~)は加賀蒔絵の人間国宝・松田権六に師事し、伝統工芸である平蒔絵、高蒔絵、肉合蒔絵などの技を受け継ぎました。
日本古来のモチーフを題材に、大胆な構図と繊細な表現が魅力です。
古き技術を伝えるべく、後継者の育成にも力を入れています。
石川県の加賀地域で発達した蒔絵が加賀蒔絵です。
歴史は1600年代に加賀藩主が京都や江戸から蒔絵師を招いたことから始まり、王朝風の優雅さと清楚さに 力強い武家文化が融合して独特の蒔絵となりました。
元々は大名の婚礼品や贈答品の生産を目的としていたことから、豪華かつ技を極めた芸術品が多く登場します。
華やかで風格を兼ね備えた加賀蒔絵は今も昔も変わらず人々の心を掴んで離しません。
長い歴史を持つ加賀蒔絵ですが、地域団体商標に登録されたのはごく近年の2007年となっています。
石川県の地域ブランドとして、日本が誇る伝統として、今後も益々飛躍が期待される加賀蒔絵です。
こちらの加賀蒔絵師の作品は買取強化中となります。
加賀蒔絵はその作品の出来が大きく査定額に反映されることから、作者不詳でも細工が素晴らしい作品には良い査定額が期待できますので、詳細はお問い合わせ下さい。
清瀬一光(1~2代) | 当代は通産大臣認定伝統工芸士 |
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西村松逸(1~3代) | 当代は金沢漆芸会の会長 |
漆工芸 大下香仙工房 大下雪香→大下峰香→大下香仙→大下宗香→大下香征 | 5代に渡り伝統の技を継承しつつ、アクセサリーブランドを設立 |
野村大仙(1~3代) | 当代はヤマハのモニュメント制作 |
中山幸比古(1956~) | 重要無形文化財蒔絵技術技能士 皇太子妃殿下雅子様婚礼鳳凰蒔絵入りピアノに携わる |
御前秀邦 | 加賀蒔絵伝統工芸士 |
大下博行 | 肉合研出蒔絵を現代的デザインで表現 |
東藤達也(1954~) | 万年筆はテレビ番組で紹介 |
田村一舟(1957~) | 独自の細密技法で腕時計や万年筆を制作 |
福嶋一恵 | 伝統工芸士 |
村田百川 | 金沢市工芸協会理事 |
谷口博山 | 伝統工芸士 |
井波唯志(1923~2011) | 現代センスを取り入れた多才のアーティスト |
二木成抱(1884~1954) | 江戸時代の加賀蒔絵の構図を継承し、さらに写実的な作風 |
池田喜一(1911~1989) | 加賀蒔絵を現代風にアレンジ |
村田千山 | 万年筆が人気 |
米田孫六(~1874) | 吉右衛門に師事し、新風を吹き込む |
大垣昌訓(1865~1937) | 置霜法や大垣七宝を考案し加賀蒔絵をより進化 |
小松芳光(1903~1993) | 石川県無形文化財蒔絵技術保持者 |
輪島塗や山中塗の作家も加賀蒔絵を取り入れています。
こちらの作家作品もお買取りしておりますので、ご連絡下さい。
ごく一部作品によっては買取対象外となる場合があります。詳細はお問い合わせ下さいませ。