弊社いわの美術では、蔵の中にあるお品物の買取も積極的に行っております。
蔵整理は、家の中の整理に次いで2番目にお問い合わせが多いご内容です。
蔵は、昔から大切な物をしまっておく場所でしたので、先々代やもっと前の時代から
建っている蔵ですと、戦争時代の物や、戦争前のお品物が出てくる可能性もございます。
蔵の中で主に出てくるお品物
●甲冑、刀、勲章、軍服、古い陶磁器、掛軸
古銭、仏像、絵画、古い巻物、中国の美術品など
甲冑
蔵整理で出てくるお品物の中には、戦争時に身にまとった甲冑などが出てくる事もあります。
甲冑は、体を守る鎧と頭部を守る兜からなる武具で、弥生時代には木製の甲冑が作られていたそうで、これが日本最古の甲冑となります。
現在、博物館などで目にする甲冑は大鎧と呼ばれる種類で、平安時代に戦いの主流となった弓射戦から身を守るべく作られた上級騎馬武者が着る鎧です。
明治維新後から武士の階級消滅に伴い、甲冑が着られる事はなくなっていった為、当時着ていた甲冑などは蔵や倉庫の中に仕舞われ姿を見せる事はなくなってしまいました。
その後、災害やご自身で処分された事などにより、数多く残されていた甲冑は姿を消し、当時の甲冑などは残っている数が少ない為とても希少価値が高くなっています。
刀
上記でご紹介した甲冑と同様戦争時に使われていた刀なども蔵から出てくる事があります。
刀には、サーベルや太刀、ナイフなど様々な種類がございますが、全て片側にしか刃がないものを刀と呼びます。
刀が生まれたのは弥生時代の前期と言われ、そこから時代の変化や他国の影響などもあり石から銅、鉄へと変化していきました。
また、時代の変化とともに刀を専門に作る刀工が生まれ、その中でも名門が生み出す刀などは高値で取引される可能性がございます。
しかし1958年に施行された銃砲刀剣類所持等取締法が出来る前の刀などは、登録証が付いておりません。
現在は銃砲刀剣類所持等取締法により所持や売買にも登録が必要となりますので、登録証の付いていない刀を見つけましたら
最寄の警察までお問い合わせ下さい。
上記でお話ししました登録に関しましては、刃渡り15㎝以上の刀と刃渡り5.5㎝以上の剣が対象となり模造刀などやそれ以下の刀につきましては登録の必要がございません。
弊社が買取に伺う際には、品数や品物の詳細を詳しくお聞きしてお伺いが可能との判断になれば
お伺いさせて頂いております。
しかし、自分たちの知らないご先祖様達の時代から建てられている蔵ですと
中にどんな物が入っているか分からないと思います。
その場合出来れば箱を開けて写真や作家名などの情報を頂けると判断がつきやすいのですが
やはり昔のお品物なので、箱が壊れそうで出すのが怖い、物が多くて品物を出せない、作家名が全く読めない
という事もあるかもしれません。
そんな時は、蔵の中全体的なお写真だけでもお送り下さい。
全く情報がないよりも、蔵の中の状態が少しでも分かればお伺い出来るかどうかの判断材料になります。
また、蔵の中は、家の中とは異なり物を仕舞う木造の倉庫です。
電気などが通っている蔵なども有りますが、大抵の所は電気もありません。
ですので、お問い合わせ頂く際によく聞かれるのですが「真っ暗ですが大丈夫ですか?」や
「古い蔵なのでボロボロなんですが危なくないですか?」とご心配の声を多く頂きます。
お客様からのお気遣いを頂き大変嬉しく思っております。
ですが、弊社は買取を専門にしている業者ですので、どんな場所でも最適な道具などを準備して
お伺いしますのでご安心下さい。
品物が多く足の踏み場がなくても、真っ暗な蔵の中でもお伺い致します。
蔵の中に物が多くて進まない、自分では売れる物がわからないなどお困りでしたら
蔵整理も積極的に行っているいわの美術までお問い合わせ下さい。
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