ヨーロッパで発展した美術様式にのっとって作られた作品の総称を西洋美術と呼びます。
アジアで発展した東洋美術とは全く雰囲気が異なり、華やかな印象の作品が多く見られます。
その歴史は大変古く、辿って行くと旧石器時代末期(紀元前18000~10000年)に飼っている牛や馬を壁に描いた「アルタミラ洞窟壁画」まで遡ると言われるほど。美術品がいかに生活と密着して歴史を紡いできたかが伺えます。
時代と共に変化し、より洗練された西洋美術品は私たちアジア人にとって今も昔も憧れであり、
人気のお品です。
では、どんな西洋美術品がより人気なのか、中古市場で高く買取りされるのかをこちらでご紹介致します!
※作られた年代
先に述べましたように、西洋美術の歴史は大変古く、時代により大きく変遷してきました。
西洋美術と聞いて思い描くイメージは、ルネサンス期頃からバロック→ロココ→新古典主義→
ロマン→写実主義→印象派辺りが一般的ではないでしょうか?
それぞれの時代に著名な作家や有名作品は多々ありますが、中古市場においては、今の生活様式に合った作品が好まれ、重厚過ぎるタッチのものよりも、どちらかというと印象派が描く光が取り入れられた、優しい色合いの作品が動きやすいようです。
また、一般的に100年以上経過した手工芸品・工芸品・美術品を「アンティーク」と呼びますが、中でもヨーロッパの骨董品や西洋美術工芸品は「西洋アンティーク」と呼ばれ人気があります。
ヨーロッパで19世紀末期から20世紀初頭にかけて流行った美術運動アールヌーボーやその直後のアールデコといった時代のアイテムは特に人気が高く、ガラス工芸作家のエミール・ガレやドーム・ナンシー、ルネ・ラリックといった作家を中心に、また、陶磁器ではマイセン、セーブルなどの窯元で作られた当時の作品はコレクターがいるほどの人気です。
多くの作品が生まれているヨーロッパですが、幾度となく繰り返される戦争により、残念ながら芸術作品も破壊されてきた悲しい過去があります。よって、綺麗な状態で現存しているものが少なく、綺麗な作品は希少価値が高く、古くて状態が良いものは値段が上がる傾向にあります。
※作家
作品の良し悪しもありますが、やはり誰の作品であるかは一番の高価買取りポイントとなります。
作中のサインや保証書などで誰の作品かを先ずチェックしましょう。
買取りの可能性がある作家
※保存状態
いくら有名作家の作品で、高額で購入したものであっても、保存状態が悪過ぎると残念な買取り金額となったり、買取り対象とならない場合もございます。
●絵画の場合は、シミ・カビ・色褪せがあると価値が下がります。
風通しがよく湿気が少ない場所に保管しましょう。
また、絵画は日光が当たる場所に長時間掛けていると劣化してしまうので、
直射日光が当たらない、且つ、風通しが良い場所に飾るのをおススメします。
日頃から額装のほこりなどを拭き取っておくことも作品を綺麗に保つコツとなります。
●クリスタル製品の汚れが目立つ場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で
優しく洗い、傷がつかないようにマイクロファイバー製の布巾やクリスタルクロス等
で水滴を拭き取って下さい。
●年代的に古い作品は劣化による破損も起こりやすいので、取り扱いには細心の注意を
払いましょう。
※付属品
絵画を購入した場合などは、額装された状態で箱に入れられ、保証書などが同封されていることが多いです。
この専用の箱や保証書などは付属品と呼ばれ、保証書には購入日、タイトル、技法などが書かれているので作品の真贋を高める役目を果たしてくれます。将来的に売却をお考えの場合は大事に保管しておくとよいでしょう。
亡くなったご両親が趣味で集めていたものを処分したいのだが謂れが全く分からない。
など、西洋美術は歴史が深い分、作品も数多く出回り、真贋が定かではないものが沢山ございます。
売却ご希望のお品がございましたら、先ずサインなどをお調べ下さい。
サインを見ても誰の作品か分からないし、保証書も見当たらない場合でも弊社まで写真をラインやメールで送っていただけますと、査定員が無料で査定を致します。ご気軽にご相談下さい。
皆様からのご連絡お待ちいたしております!