名嘉睦稔は、沖縄県の大自然に育まれた豊かな感性を持つ現代アーティストです。
版画作品で人気が高い名嘉睦稔ですが、その才能は留まるところを知らず、彫刻、琉歌、作詞、作曲など様々な分野で、日々旺盛に発揮している芸術家です。
沖縄出身の名嘉睦稔は、高校卒業後は上京し、広告代理店にしばらく勤めた後、友人らとともにデザインプロダクションをおこすなどして、絵画、イラスト、デザインの仕事等を行っていました。
その頃、木版画と出会い、図書館で借りてきた棟方志功の画集にインスパイアされます。
名嘉睦稔に衝撃を与えた棟方志功の手法が裏彩色です。裏彩色は、中国の古法で和紙の裏から色付けするという版画独特の手法ですが、名嘉睦稔の版画作品は、この裏手彩色と呼ばれる技法で制作されることとなります。
名嘉睦稔の作品製作は風変りともいえ、まずは「絵をいただかせてください」と版木に向かって祈り、デッサンを描かず、墨で下絵とは言えない程度の「あたり」をつけるのだそうです。
そして、祈りの中に見えてきたイメージを一気呵成に版木に彫り込み、彫りが終わると、月桃紙に墨色を摺り、最後に紙を裏返して鮮やかな色彩を一気につけて作品を完成させます。
名嘉睦稔は、下絵から板を彫り、彩色するまでを一気に仕上げ、その作業時間の速いことでも知られています。
名嘉睦稔のダイナミックかつ繊細な表現による作品数々は、まさに沖縄が生んだ芸術ともいえ、市場でも大変人気の高い作家となっています。
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名嘉睦稔は地球温暖化防止京都会議の為の郵便記念切手とポスターの原画の制作や、映画やテレビへの出演などその活動は多彩で、個展等も多く開催しています。
2008年には気象衛星「かぐや」からの映像を観て、ライブ製作をし、地球を彫るという大胆なプロジェクトも行いました。
棟方志功と同じ裏手彩色を会得した沖縄色あふれる名嘉睦稔の作品の数々は、日本だけでなく、米国の作品展でも好評を得ています。
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