松本零士は日本のアニメ界でSF漫画ブームを巻き起こした巨匠であり、世代を超え 国境も超えて人々に夢とロマンを与え続けています。
松本 零士 | まつもと れいじ |
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本名: 松本 晟 | |
1938年~ | |
漫画家 | |
受章 | 紫綬褒章(2001年) |
旭日小綬章(2010年) | |
フランス芸術文化勲章シュバリエ(2012年) |
福岡県生まれの松本零士は、幼少期は戦時中であり、父親が陸軍航空部隊のパイロットでした。
戦争中、父親は失ってしまった部下や自分が攻撃した敵にも家族がいることなど苦悩に苛まれ、戦後は自衛隊に入ることはありませんでした。
それゆえに一家は貧しい生活を強いられましたが、優しく誇りである父の信念は松本零士のヒーロー像として根付きます。
松本零士が漫画家を目指したきっかけは、小学生の時に読んだ手塚治虫の漫画です。
高校1年生で早くもデビューを飾りますがなかなか売れず、33歳の時に描いた作品『男おいどん』(四畳半の極貧生活を送る情けない男性が主人公)が出世作となります。
そしてテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)の制作に加わり、監督として全面的に携わりました。
1977年の劇場版公開時には日本中が宇宙戦艦ヤマトのブームに沸きます。
自身の漫画『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』もアニメ化され、松本零士ブームを巻き起こし社会現象となりました。
1980年代半ば頃からブームは落ち着きますが、漫画界のレジェンドとして根強い支持を受け続けています。
仮面ライダーで知られる石ノ森章太郎は、松本零士と生年月日が全く同じ1938年1月25日であり、共に手塚治虫の大ファンでアシスタントも務めていました。
手塚治虫と3人で『日本3大アニメマニア』と称してアニメの研究をしていたそうです。
まだ日本製のアニメがなかった時代に、松本零士は自作のアニメーション作成の撮影台を作成したところ、警察に映画の無断上映を行っている一味と疑われ、松本零士・手塚治虫・石ノ森章太郎が家宅捜索を受けたという衝撃びっくりエピソードもあり、親交の深さが伺えます。
後に大御所漫画家3人として伝説的な作品を次々に生み出しました。
今回お買取りしたキャプテンハーロックのように強くかっこいい主人公の作品もありますが、銀河鉄道999の星野哲郎のような一見冴えない主人公を多く描いています。
これは当時の漫画・アニメ界において新たなヒーロー像を作り上げました。
ヒロインは一貫して長いまつげに金髪のロングヘアー、そして超細身の高身長で描かれ、それゆえに作品が違っても女性キャラはとても似ています。
そしてこの特徴のある女性キャラは、松本零士のアニメを象徴するアイコニックと言えるでしょう。
ストーリーは幻想的な異世界を舞台に、人間の愚かさや弱さ、そしてこの世の不条理を題材として教訓的なメッセージを込めていますが、決して説教臭くなく、エンターテイメントに乗せてさりげなく余韻を残すところが松本零士の凄さです。
キャラクターとしてはキャプテンハーロック、メーテルの人気が高いですが、絵としては女性キャラを神秘的に描いた作品に良いお値段が付く傾向があります。
シルクスクリーンやピエゾグラフといった版画作品は、発行部数が少ないほうが希少価値が増し、加えて、保証書や直筆サインがありますとプラス査定です。
肉筆画は非常に貴重な反面、模写作品も多く出回っているので真偽によって大きく価格が異なります。
またカジュアルに描いた肉筆のイラストも多数存在し、こちらは作品の出来によっては価格が期待できるでしょう。
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