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歴史と伝統を感じる事の出来る中国美術は、とても美しい作品が多く残されています。
壺や彫刻、絵画など、どれをとっても精密なデザインや鮮やかな色彩、ときには大胆さなど見る者を魅了する素晴らしい作品を数多く作り出しています。
数多くある作品の中でも、景徳鎮窯の作品や、象牙の彫刻・犀角などは中古市場でも人気の作品で、お買取りでも高価買取が見込めます。
景徳鎮窯は、官窯と呼ばれる宮廷御用達の窯として選ばれ、皇宮専用の陶磁器を数多く作り上げてきた素晴らしい窯元で、現在でも様々な作品を作り続けています。
景徳鎮窯の代表的な絵付けは、「青花」と呼ばれるものがあり、日本では染付と同じ技法で白磁の素地にコバルトを含んだ顔料で模様を描きます。
青の色彩だけで奥行を表現し、白と青のコントラストが美しく、中古市場でも人気の作品となっています。
また、象牙の彫刻では、仏像になっている作品や1本物など様々なお品物があり、牙の状態でなければ登録証は必要ありませんが、1本物で彫刻されている作品ですと彫刻の度合いにより登録証が必要な場合があります。
ワシントン条約により、牙の状態の象牙は登録証がないと売買できない希少価値の高いお品物の為、偽物も多く作られていますので注意が必要です。












2023.08.21
景徳鎮製 黄地粉彩唐草花文 急須
2023.07.25
木彫 花文 如意
2021.01.14
彫漆長方卓 屈輪文様 宣徳年製
2019.11.13
中国書家 江朝宗 三行書
2019.11.06
水牛葉彫 歙州硯
2019.11.06
端渓硯 龍鳳凰彫
2016.07.11
王冕 掛軸「南枝春早図」
2015.08.21
小金銅仏
2015.08.17
茶壷 荊渓恵孟臣製
2015.08.14
中国 記念銀貨 三国志シリーズ
2015.06.29
端渓硯 大西洞三層
2014.11.20
粉彩画 程十髪
2014.07.30
朱泥支那茶器揃
2014.06.14
王琦 粉彩画
2014.06.08
啓功の書

陶磁器、漆器、金属工芸、軍物、武具刀剣などや各種習い事お道具、なんでも拝見いたします。
日本作家や中国作家、骨董から現代作品まで扁額、浮世絵、版画、春画など様々ご対応しております。
アンティーク着物や伝統工芸、人間国宝などからシミのある着物や反物、小物まで様々取扱い可能です。
買取作家・取扱いの一例です。その他の作家も豊富にお取扱いしておりますので「一覧をみる」ボタンより詳しい買取作家・取扱いをご覧ください。
最近は「親が集めた陶磁器や書画、絵画などの中国美術の買取を依頼したい」というご相談が、少しずつ増えてきました。実は日本には多くの中国美術品が眠っている、とも言われています。
若い世代には馴染みのない中国美術ですが、今美術品の中でも注目を集めているジャンルです。さまざまな理由で、中国美術の買取価格は昔と比べて高騰しています。
そこで買取依頼を考えている方に向けて、知っておきたい中国美術の基本についてまとめました。現在中国美術の買取価格が上がっている背景や、初めて買取を依頼するときのコツなども紹介します。
中国美術のはじまりは紀元前1700年の青銅器時代と言われ、長い歴史を誇ります。そのため歴史的価値が高い骨董品が多い、という点が中国美術の大きな特徴です。また、中国はもちろん、日本でも古くから人気が高いジャンルのひとつと言えます。
まずは基本として、代表的な中国美術の品物を紹介しましょう。
・陶磁器
兵馬俑や唐三彩など著名な作品が多い中国の陶磁器ですが、造られた時代によって異なる特徴があります。宋の時代に多く作られた「白磁」「青磁」は特に芸術性の評価が高く、世界で人気の高い中国美術品のひとつです。
・書画
墨で描いた書(文字)だけの作品もあれば、書と絵画が一体になった作品もあるのが書画の特徴です。中国では4世紀に活躍した書家「王羲之」をはじめ、多くの著名な書家が書画を残しており、中国書家の三大巨匠と呼ばれる呉昌碩・斉白石・王一亭の作品は日本でも人気が高く高価買取ができる可能性があります。
・絵画
中国美術の絵画は大きく山水画、人物画、山水画に分類され、陶磁器と同じく時代によって大きく作風などの特徴が異なります。
中でも墨をつかって自然を芸術的に表現した山水画は、中国美術を代表するジャンルのひとつです。山水画は日本美術との関連も高いため日本でも根強い人気があり、歴史的価値と芸術性の高さによって、高価買取につながりやすい作品も多くあります。
・中国国内から骨董品は海外に持ち出せない
中国では、2007年から骨董品を中国国外への持ち出しを禁止しています。これは中国美術の買取依頼を検討する上で、ぜひ知っておきたいポイントです。
例えば2007年以降に中国で購入して日本に持ち帰った美術品は、あまり古いものではないためそれほど価値は高くありません。その一方で、昔ご家族が中国で購入した美術品がご自宅に保管してあれば、思っていた以上に高価で買取できるかもしれません。
経済発展が目覚ましい中国は、美術品市場としても急成長しています。2018年の世界美術品市場シェアを見ても、アメリカ、イギリスに次いで中国は第3位というポジションにいます。(※1)
中国では最近富裕層が増えていて、美術品へのニーズが高まっていることも美術品市場が成長している理由と言われます。こうした中国の富裕層は世界中の美術品に関心があるようですが、やはり中国美術を収集したいと考えている方も多いようです。
ですから中国美術の買取価格は、全体的に高騰していると言われています。そんな中、中国の美術バイヤーが注目しているのが日本です。「日本にはまだまだ質のよい中国美術が眠っている」という声もあります。(※2)
中国ではかつて戦乱や文化大革命などにより、中国美術が海外へ多く流出したと言われています。そのため1972年の日中国交正常化以降、日本にも多くの中国美術品が流入しています。
日本にある中国美術は、特に偽物が少なく保存状態のよい作品が多いという特徴があります。そのため多くの中国バイヤーが日本に来て、中国美術を買い付けに来ているというわけです。国内のオークションでも参加者の7割以上が中国人、ということもあります。
※1参考:https://bijutsutecho.com/magazine/news/market/19456
※2参考:https://www.recordchina.co.jp/b184412-s0-c30-d0062.html
ご自身で収集した中国美術のご相談もありますが、最近は「親世代から引き継いだ中国美術の価値を知りたい」というお話も増えてきました。また遺品整理やご実家の片付けをお手伝いする中で、中国美術の作品に出合うこともしばしばあります。
中国美術は歴史が長いため、種類が豊富です。また贋作が多く出回っていることもあり、買取や査定が難しいジャンルのひとつでもあります。そのため美術店などで専門家に査定してもらい、その上で買取依頼を検討するのが基本です。
総合的な美術品の買取を行っているところであれば、さまざまなジャンルの骨董品・美術品をまとめて査定・買取依頼ができる点もメリットです。
「美術店を利用したことがないので、頼みづらい」という方も多いかもしれません。いわゆる昔ながらの古美術店は、ちょっと敷居が高いというイメージがあるのではないでしょうか。しかし最近では、手軽に利用できる美術店も多くなっています。スマートフォンで撮影した写真があれば、無料で簡易査定を行う美術店もあります。
中国人を中心に中国美術を買いたいというニーズは高く、作品によっては購入当時よりかなり価値が上がっている可能性もあります。後悔しないためにも気になる作品があれば、いわの美術へご相談ください。