高価買取中!貴重印材の鶏血石・田黄石

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高価買取中!貴重印材の鶏血石・田黄石

高価買取中!貴重印材の鶏血石・田黄石

鶏血石・田黄石など貴重印材の高価買取いたします。

印材とは文字や絵を彫り判子となる素材で、伝統的には木や金属、動物の角、天然石が多く用いられてきました。

公私の文書に証明として押す印(印章、印鑑)は古代より諸地域の文明にみられますが、芸術分野での印は中国と日本の書画に落款・雅印・図象として用いられます。

書道・日本画・水墨画など中国美術と日本美術の幅広い分野に関わりがある為、印材はそれぞれの関連道具として扱われますが、素材は共通しています。

魅力的な印材は実用以外にも観賞する目的で人気があり、採掘状況の変化から現在入手困難となった貴重な石印材は中古市場で高値となる傾向にあります。


中国の石印材

印材となる石は硬度・石質・石色・光沢などが重要となり、篆刻可能な石は中国全土で採れるものの品質を求めると産地は限定されます。

なかでも福建省寿山(じゅざん)、浙江省昌化(しょうか)、青田(せいでん)、内蒙古自治区巴林(ぱりん)は石印材の代表産地で、寿山石・昌化石・青田石・巴林石四大名石と呼びます。

さらに希少価値の高い石に絞った中国印材三宝として知られる、鶏血石・田黄石・芙蓉石はすべて上記の産地で採取されていました。

しかし現在では採りつくされたと言われる石材が多く、地下資源や自然保護の観点からも寿山や昌化の産地では採掘が制限管理されています。

代わりに巴林で産出する石は、鶏血石を含め現在も豊富な石色が流通しています。

これらの採掘状況の変化から、印材はとくに古材への注目が年々高まり市場価値が高騰しているため、高価買取が可能な品物のひとつとなりました。



ー中国印材三宝ー

鶏血石(けいけつせき)

伝統的な鶏血石は浙江省の昌化で採れ、昌化鶏血石と呼ばれます。

近年では内蒙古自治区の巴林産のものも流通し、昌化産と区別して巴林鶏血石と呼ばれていますが、買取で高価格となるのは昌化鶏血石の方に多くみられます。

いずれも鶏の鮮血のような赤が魅力で、この鮮やかな血色(鮮)、およびそれがまばらでなく固まっていること(凝)、血色が石の表面だけでなく深部にまでみられること(厚)が揃ったものは上級とされます。

血色の割合が3割を超すと上級、5割で珍品、7割で大変珍しい物として「大紅袍」の別名が与えられ、1972年に日中国交正常化に伴い周恩来首相から贈られたものも大紅袍に相当します。さらに地がみえないほど血色に満ちたものは国宝レベルの極品となります。

  

田黄石(でんおうせき)

名前の通り黄みの強い透明感のある石で、良質な石材に必須の温、潤、細、結、凝、膩、の六徳を備えているという独特の質感をしています。

中国福建省寿山の田黄坂の田中から採取されたと伝えられ、清代初期をピークに採石が尽きたと言われています。

長きに渡って入手困難な素材であるため、価格は石印材でもっと高価で、中国では田黄石は「易金三倍」すなわち金の三倍得難く高価であると表現されます。

田黄石は中古市場で高値での流通が散見され、ご売却時も高価買取となる場合が多くありますが、その分偽物の流通も多く真贋の判断に注意が必要です。

田黄石のほかにも寿山で産出する石は「寿山石」と呼ばれ、優れた印材として人気の高い品物となっています。


芙蓉石(ふようせき)

寿山の月洋郷という山脈で採れる、芙蓉の花のような上品な色合いから芙蓉石の呼称となりました。

採石が止まった時期もありましたが現在も産出している為、ほかの三大石宝に比べ安価での流通となっていますが、四大名石の青田石や寿山石に比べると石質が秀でている為、珍重されます。

三大石宝のなかで最も程よい硬度で彫りやすく、評判のよい石質で知られる名石となっています。


印材の飾り彫

印材の上部に彫刻がされている場合があります。これは作紐(さくちゅう)といい、凝ったものや芸術的価値の高い造作の場合、印材の価値に加えプラスの評価となります。

印材の側面に模様が彫られているものは薄意(はくい)といい、これの美しいものも美術的価値の側面で評価されます。


篆刻と印材の関わり

印材に絵や文字を彫ることを篆刻といい、宋の士大夫が書詩画を嗜んだ余暇で印を彫ったことに始まります。

宋四大家の一人であり徽宗の側近として書画に努めた米芾(べいふつ)は、古字の篆書を書き集め「集古字」を自称し、南朝から唐の顔真卿、東晋の王義之や魏・晋の諸名家の臨模(模写)に秀で中国書道史を北宋最盛期に纏める役割も果たし、優れた篆刻を残しました。

この頃からより彫りやすい硬度の印材が求められるようになり、金属から象牙や犀角、玉や翡翠が用いられるようになります。

元末から明初にかけて文人画家が篆刻家を兼ねるようになると、銭選や王冕らが著名となり、石印材を用いました。

明代には漢の篆書を復興する動きが盛んになり、文徴明の子である書画家・文彭と弟子の何震らは篆刻家としても活躍し、この頃印材は四大名石が主流となります。

明・清代に篆刻が芸術の一つとして大成すると石印材もより高度化し、中国印材三宝が珍重されるようになりました。

日本では江戸時代初期に明末清初の動乱から亡命してきた禅僧などから篆刻が持ち込まれ、江戸時代の文人の間で流行し独自の篆刻文化が生まれます。

清代に中国で四絶と謳われた呉昌碩や徐三庚の作品も、明治時代となり中国との交流が始まると日本に流入し、安部井櫟堂や中村水竹らの活躍が活躍をみせました。


印材の高価買取ポイント

現在採掘が難しく古材の価格が高騰してている田黄石・昌化鶏血石は、高価買取となる印材の代表格です。

ただし高値となる品物につきものとなる贋物も多くあり、まずは真贋の確認が必要となります。

次に田黄石・鶏血石それぞれの種類としての石質・大きさ・彫刻済みか未使用か によって買取価格が上下することとなり、とくに石質は実物をみての判断が重要です。

いわの美術ではメール・LINEで画像から無料オンライン査定を行っております。お手元にご処分をお考えの印材、田黄石、鶏血石、芙蓉石、寿山石、青田石、巴林石、昌化石などがございましたら、ぜひ一度ご相談くださいませ。


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