食べる「茶」の有効性
緑茶は飲み続けると健康に良いと言われる所以は以下のように沢山あり、定番の緑茶が現在でも人気がある理由となっております。
- 血中の悪玉コレステロールを低下させる
- GABAによる血圧降下
- 体脂肪低下の効果
- ガンの予防
- カテキン・ビタミンCの抗酸化作用による老化の防止
- 抗菌作用・虫歯予防・口臭の予防
さらに、有効な成分テアニンのリラックス効果とカフェインによる目を覚ます効果や玉露で感じられるような旨味成分も、茶の葉が人類に愛され、茶の湯など人々が社交する場で採り入れられてきた所以と言えることでしょう。今回は飲む「茶」とは一味異なった食べる「茶」という側面から見ていきます。
食べる「茶」
緑茶の茶葉の利用の発展の歴史において「食用→薬用→飲用」の過程を経たという学説はほぼ通説となっています。
同じような考え方は現代の中国の歴史学会において「鮮茶咀嚼→羹飲(かんいん)→日常飲用」というプロセスが発表されており、現在でも中国の雲南省西双版納やタイ北部、ミャンマー・シャン高原、台湾などの家庭では茶葉を炒め物や揚げ物に調理して積極的に食する習慣が引き継がれています。これらの地域は茶葉の樹おおもとの原産地として分布していることが、お茶を食べる歴史のルーツである地域はアジアと縁深い事を証しています。
茶の葉を食べる地域が、生の葉にビンロウジという果実と石灰を挟んだものをガムのように噛む「キンマ」と呼ばれる噛みタバコの習慣がある地域と近い事もひとつ興味深いことでしょう。
そもそも茶葉を飲み物にすることができる「茶」として加工できるようになるまで煮る・蒸す・乾かすといった工程の組み合わせと繰り返しを長年試した歴史の結果として初めて可能になったことでした。生の茶葉を食用、薬用として採り入れることから茶の歴史が始まったのはごく自然なことであり、茶葉はヘルシーで薫り高い食材として文化を折衷した創作キュイジーヌの分野でも更に取り入れられる可能性があるのではないかと考えられます。
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