今回お買取りの中から紹介するのは、宜興紫砂の中国茶器『漢詩彫花文水注』です。
紫砂とは、中国江蘇省宜興市の丁蜀鎮黄龍山付近で採れる陶芸用の土を全て宜興紫砂と呼びます。
紫砂は通気性が高くなおかつ水を通さず、保温性に優れ急な温度変化にも強いという特性があり、紫砂の茶壺(急須)で入れたお茶は香り高いことで有名です。
化学成分的にはほぼ同じ別の地方の粘土であっても、紫砂のような茶器にはなりません。
宜興では紫砂に関わった優れた陶芸作家を多数輩出しており、いわの美術が探しているお品の作家も下記のように多く存在します。
陳鳴遠 汪寅仙 顧景舟 周道生 毛国強 徐秀棠 李昌鴻 陳子畦 徐漢棠 潘持平 黄玉麟 鮑志強 呂堯臣 時大彬 朱可心 李仲芳 陳国良 荊渓恵孟臣製 周桂珍 徐友泉 譚泉海 裴石民 楊彭年 呉雲根 何道洪 葛明祥