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雲文は歴史が長く、バリエーションが豊かな文様の一つです。広大な山脈の合間を河川と湖が走る中国大陸の自然は、そこに生きた人間に「神仙思想」による仙人への信仰や、自然から生まれた神々や動物の豊かなイメージを与え、代々伝わる美術工芸品の中にも影響を与えました。時代が現代に近づくにつれ、仏教の世界観と融合して具体的な発達を見せた雲文は、日本の仏教美術や茶道具、着物の文様にも多く融合し、親しまれています。
戦国時代の雲文は鏡や器の表側に金や銀の細い線で象嵌細工によって入れられていました。その形状は雷の文に似て四角く、角ばった渦をもつ幾何学的な文様です。
漢時代は神仙思想がなじんだ時代であり、雲文は神仙の世界を表す図には欠かせないモチーフになりました。渦巻く文は神仙の存在を表現し、邪気を退けるものとして考えられ、この時代の工芸品には実に多くの雲文が施されました。
隋時代には、細長くて尾を引き流れる雲の形が登場します。唐時代になると雲のトップがこんもり膨らんだような形になります。
霊芝雲や如意雲と呼ばれる、独特な形の雲も登場しました。
元時代の陶磁の雲文は、龍と共に描かれた雲龍文として表されることが多くなりました。磁州窯では雲の頭が3~4つに渦を巻くユーモアに満ちた形の雲文が描かれました。
日本の江戸から明治期に当たる明時代・清時代の雲形は、霊芝の形によく似た霊芝文や、十字や卍の形をした如意文です。霊芝文は仏教美術の中に見られる如意と同じ形なので如意文と呼ばれています。
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